男性
10月下旬、20日だったか、三河縞サムエを送っていただきました。これをもって私はボストンにでかけました。ボストンフィルのコンサートといま翻訳中の著者の生まれ育った故郷がボストン郊外のコンコードという町を訪問してきたのです。ボストンフィルのコンサートにこの三河縞をきていきました。ボストンは寒いですので、私はその上にバーバリーのトレンチをきていましたので、クロークに預けにいったのです。そこの黒人のおばちゃんが、その着ているサムエをほめちぎるのです。「すばらしい!すばらしい!」と連発するのです。それで預かっていただいて、ブラームスを聴いてからトレンチをとりに行ったのです、もう観客が帰ってその時私一人クロークにいったのですが、またすばらしいの連発でした。それで、なんと、チップを置いてくるのを忘れてしまったのです。三河縞サムエは裏地にポリエステルですから、大変軽くて、またごわごわしていなくていいです。承知のようにサムエは作業着ですから、機能性が一番大切です。それで丈夫であること、ですから、綿に裏地をポリエステルというのは大変近代的な発想ですばらしいとおもっています。私がこれを選んだのは表の三河木綿の生地のすばらしさと、値段でした。値段が4万もするようなら買いませんでしが。大島のドロ染めの真綿からつむぎだしたそういう日本の本当の伝統布で作り上げたサムエならどんな高くても購入したいと思います。私は剣道は5段で、剣道着を着慣れていますので、胴ひものあとがついた剣道着をあいしますが、洗っても洗ってもよれよれにならないで、身体になじんでくる高価であっても愛着がでるものをもとめています。藍重ね染めの商品番号441364がカタログに見えなくなりましたが、どうしましたか?この色には職人技が唯一感じられて、いつか購入したいと思っていましたが。私の住んでいるところは桐生の隣の伊勢崎です。昔は桑畑ばかりで、私の近所にも紺屋がたくさんあって、捺染や型紙きりのお兄さんなどがたくさんいました。伝統を社名に持つ会社ですから、そういう昔の職人の技がさえる生地でサムエをおつくりくださるようお願いいたします。
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