ジーンズ作務衣

より個性的なデニム作務衣を…と開発したのが、ここにご紹介します「ジーンズ」です。
「ジーンズ作務衣」はGジャンやGパンを作る厚手のジーンズ生地をそのまま作務衣に仕立てました。ごわっとした感触が着込むほどに身体に馴染み、味が出る…ご愛用の一着になること請け合いです。

インディゴダンガリー作務衣

若々しく着こなして、汗をかいたらジャブジャブ丸洗い。
作務衣の普及活動に勤しんで早数十年。おかげさまで私どもの活動も実を結んで参りました。
軽やか、涼やか、若々しさで人気で「インディゴダンガリー作務衣」。綾織りの薄手の綿布にて、その着心地は春風のようです。

ダンガリー作務衣 ブラウン

洋の素材を採用した和洋折衷の大人気作!
「作務衣進化論」を提唱している伝統芸術を着る会は、染め、織などの進化に加え、新素材の採用にも挑戦的。その如実な例が、洋カジュアルの代表的な素材ともいえるデニムでした。
作務衣にデニム素材とは…と、発表当初はスタッフの中にも危惧する声がありましたが、それが杞憂であったことは、現在のデニム作務衣ブームを見れば一目瞭然。着るだけで若々しくなれる、軽くて着心地が実にいい、まるで10歳は若返るようだ…と、人気はますますうなぎ昇り。中には何枚もまとめ買いされる愛好家の方もおり、通称“デニム派”と呼ばれています。
ダンガリーの登場で、デニムの評判はさらに上昇!
そのブームに更に拍車をかけたのが、ダンガリーの登場でした。デニムよりも薄手で着心地は軽やか、行動的な印象がたまらないと今やファン倍増。そのシリーズにこのたび、待望の新色、ブラウンが遂に登場しました!渋さと躍動が同居する、それはまさに大人のためのダンガリーです。

デニム作務衣 クラシック

着込むほど風格がただよう、デニム作務衣シリーズ。
凛々しい格調に加え、タテ・ヨコともに綿の結束紡糸を使用し、手紬風に8オンスのデニムに折りあげました。丈夫さ、着心地の豊かさを追求。ある程度の年輪を経たような渋い表情は、着込むほどに味わいが増し、袖通すほどにしっくりと馴染みます。
袖口には調整可能なゴム紐が付いており、お好みに応じて筒袖と、絞ればゴム袖もお楽しみいただけます。ズボンの裾も袖と同様に、ゴム紐による調整が出来ます。履物に合わせて、スタイルの変化をお楽しみ下さい。
大人が楽しむに相応しいデニムの王者です。

10オンスデニム作務衣 ブラック&ネイビー

陽光まばゆく、空高く、風爽やかなこの季節は、デニム作務衣の活躍する本番のスタート。心身ともに若々しくなれる人気シリーズは、新作も登場してますます充実進化を遂げ続けます。
黒ではなく「ブラック」と低音で呼びたくなるこの渋さ。ジンバブエによる織りの妙で、身体の動きや光の加減で表情に豊かさが増すのも魅力です。
若者たちの間では当たり前の存在になっているデニムやジーンズ。ですから彼らが着ている姿を巷で見ても、別に何の感慨も湧きませんが、それが大人の男となると話は別。
背筋を伸ばし、颯爽と若々しく着こなして、街を闊歩する姿を見かけると、着こなすうちに味わいの深まってゆくデニムやジーンズは、年齢や経験を重ねて、酸いも甘いも噛み分けた大人にこそ似合うのではないかと、思わず嬉しくなってしまいます。
そんなことも要因なのでしょうか。当会のデニム作務衣は、季節を問わず大人気。とりわけ、春から先はまさにデニムの季節とばかりに、ご用命が集中します。それも心身ともにはつらつとして、粋なエネルギーに満ちた方々が多い証拠だと、またまた嬉しい限りです。
そんな人気シリーズに、またひとつ、「10オンスデニム作務衣」という新たなスターが誕生しました。
素材は手摘みにより丹念に集められた、南アフリカ産のピュアなオーガニック・コットンを使用。それを、ジンバブエと呼ばれる糸に仕立て、生地の経糸として綾織りに仕立て上げました。
その結果、作務衣全体にランダムなタテのラインが生まれ、単色では醸し出すことのできない複雑妙味な奥深さのある表情を創ることに成功。
また生地厚も、作務衣の形状や機能性から割り出された、理想と云われる10オンスを実現し、丈夫さや着心地の豊かさ、着るほどに深まる味わいを獲得しています。
行動的な春夏へ、大人の魅力をデニムで演出して下さい。

デニム作務衣ボトムスリム

こんなボトムスが欲しかった。作務衣をもっとカジュアルに!
彩りは人気の黒。大人が袖を通すに相応しい落ち着きと渋さが印象的で、若者たちとは一線を画した、年輪と若々しさの共演を、装いにて発揮できます。
注目のボトムは、立ち姿全体に適度なスリム感を醸し出す意匠を採用したジーンズ仕様。ウエストは後ろ部分をゴム仕立てにすることにより、締め付け感のない着心地の良さも得られるように工夫を凝らしました。
さらに、袖口・ズボン裾共に締め具合を自由に調整できるストッパーを採用。寒風を防ぎつつ、同時に行動的なアウトドア感覚も演出しています。
実用性を兼ねたお洒落な着こなしを楽しめる。まさに大人のためのデニムに仕上がりました。

ダブルウォッシュデニム作務衣 ブルーグレー

デニムを極めるダブルウォッシュ!
待望のデニム作務衣のコンセプトは「いぶし銀」。経験を経た年輪、漂う渋さ、つちかわれた個性、奥深い風合い…そんないぶし銀の持つイメージを託したデニムを創りたい…。
そのために、生地はこれまでの8オンスから、より肉厚の10オンスを採用。それを二度染め、二度洗いという実に手間のかかる工程で作務衣に仕立てました。
1、まず生地をインディゴで染めます。それを製品にして洗いにかけ適度に色を落とします。
2、次にそれをグレーで染めて…。
3、最後にストーンウォッシュで洗いをかけるのです。
4、結果はご覧の通りの渋さを持つ、まさに大人のデニムの誕生。前述のような工程により彩りが微妙に違うため、一枚ずつが袖通す方のみのオリジナル作品となるのも大きな魅力です。

新・作務衣 武州天馬(しん・さむえ ぶしゅうてんま)

藍空を駆けるが如きこの姿。
“武州を天馬のスタイルで仕立ててもらえないだろうか”
ある会員の方からいただいたこのご要望が、作務衣元年に際した私どもの新たな挑戦心を揺り動かし、今回の新作開発に至ったのですが、完成した作品をモデルに着てもらったときの立ち姿の美しさには、惚れ惚れいたしました。
いやはや、まさかこれほどの素晴らしい調和を見せるとは…。会員の方々の創造力と審美眼には、改めて敬服の意を表させていただきます。
厳選した綿糸を蓼藍の樹液で丹念に染め上げて醸し出す、染めの里・武州ならではの深い正藍染。
それを天馬の意匠にて仕上げた新作は、藍という美しい大空を得て、さらに高く、おおらかに飛翔する天馬の如き凛々しさです。
また、陣羽織の風雅を取り入れた羽織は、格調高く決める際には欠かせない必需品です。

新・作務衣 天馬(しん・さむえ てんま)

いにしえより伝わる陣羽織の意匠を施した羽織。袴の合理性と美しさを盛り込んだズボン。それらが一つに融合したこの格調、まさに“新・作務衣”なり。
新しい時代を見据えた上品な雰囲気と風格もさることながら、着用した際、全体のバランスを美しく見せる意匠の制度の高さもご注目いただきたいもの。
特に、袴を主題にしたズボンは、結び目を高めの位置できりりと見せることによる、お洒落の演出効果も抜群。すらりとした形が上着からの流れを集約し、より美しい立ち姿を作り出してくれます。
また、陣羽織の風雅を取り入れた羽織は、格調高く決める際には欠かせない必需品です。

作務衣進化論(2)

常に新しいスタイルの確立を求めて・・・。
伝統芸術を着る会が提唱する作務衣の基本である、素材は綿、染めは藍という形は、今や毎日の暮らしの中で自由に着こなす普段着として幅広く認識され、愛用される方が増幅し、静かなブームとさえなっている感があります。
そこへ加えて、“新・作務衣”の登場により、作務衣の世界が一段と豊かなものになることは間違いありません。
しかし、伝統芸術を着る会では、それ以前から、あくなき挑戦を続け、新たなるスタイルの確立を求め続けていました。
例えばそれは「袴アンサンブル」と呼ばれる新様式。
これは、作務衣に袴を合わせ、それまでにない野趣あふれる凛々しさと、個性的なフォーマル感を愉しんでもらおうという新スタイルで、今ではパーティーへ参加する際に着るなどTPOも多様化し、定番化しているとのこと。
また昔ながらの素朴な手刺子と正藍染を融合させ、すべてが手仕事と云う贅沢な過程を経て、現代風のデザインで仕立てた高級感あふれる希少価値の高い作品を登場させるなど、その手法は、いわば自由自在な温故知新。
それは逆に云えば、それだけご愛用者の方々の目が肥え、豊かになったことへの対応の如実なあらわれと云えるでしょう。
新しい時代の到来と共に産声を挙げた、古き佳き素朴さの中にも“豊潤に香り立つ新しい粋”を放つ作務衣の資格なのかもしれません。
【写真】
・次世代へ羽ばたく新・作務衣。陣羽織風の個性的で凛々しい羽織が特徴の一着です。
・フォーマルも、より個性的に。作務衣と袴を合わせた新様式、袴アンサンブル。
・手刺子、正藍染めで、手仕事。月産30着という希少な品。