お待たせしました。洗い晒しのブルーデニム、いよいよ登場です!
三年前に開発した「デニム作務衣」。
その後、ご購入いただいた方から色合いについてのご要望がたくさん寄せられました。
そのほとんどが、次はもっと明るいブルーが欲しいというものでした。確かにデニムのイメージカラーといえば、ネイビーというより洗い晒したブルーが主流。作務衣ということで少し遠慮していた当会としても、全く異論はありません。
洗いを重ねてウォッシュアウト。写真のような洗い晒しのブルーデニムが完成しました。
これまでのデニム作務衣にくらべて、さらに年齢や気分を若く見せる新しい一着。カジュアル気分いっぱいにラフに着こなせば、あなたのお洒落感覚は大評判となるでしょう。
インディゴ染デニム作務衣
40~50歳。若い頃のお洒落心がよみがえる!
ストーンウォッシュと言えばジーンズ。ならば、デニム地の作務衣もやってみようとなりました。染めもインディゴ染め――とすべてに新しい試み。「昔はわざわざ使い込んだジーパンを求めたもんだ」という年配の方には逆に懐かしい仕上げかもしれません。
白いTシャツにスニーカー、はやりのバッグなど方にかければ新しい。若い頃のお洒落心がよみがえる一着です。
ストーンウォッシュ作務衣
まず、自分たちが着て楽しいものと考える。しかし、決してわがままではない。どの世代にも通じるポイントをきちんと押さえている。三年モノの作務衣ですよ――と屈託がない。洗いざらしの感覚は、現代の侘び寂びというわけか…
「ピッカピカの新品ってカッコ悪いでしょ?」なるほど、妙に説得力があります…
「せっかく染め上げた生地に軽石かけてたぞ。あいつら何やってんだかねぇ」とベテランの職人が浮かぬ顔。「そういや、やけに洗いをかけてやがったなぁ…」と同調するもの。謎に包まれた若い職人たちの行動が、染め場に不思議な活気を生み出していました。そしてある日、若い職人の一人がおずおずと一着の作務衣を呈示したのです。
全体に、特に衿のあたりに、もう何年も使い込み洗い込んだような跡がはっきりと認められます。何だこりゃ?との問いに大きな声が返ってきました。「ストーンウォッシュです!」
濃淡の隠し柄などセンスもなかなか…
伝統の技法通りに染め上げた正藍染の生地を、意図的に洗いざらしの感覚に仕上げたとのこと。「ピッカピカの新品ってかっこ悪いでしょ?」との問いかけに、ハッとするような説得力がありました。
つぶさに点検すると、染めも確かだし、作務衣の様式・形式もきちんと出来上がっています。しかも、よく見ないと分からないような糸染めの段階を違えた濃淡の生地が、隠し柄のようなグラデーションになっています。
最初は苦虫を噛み潰したような表情だったベテランたちも、「もう少し色落としてもいいかな?」などと乗ってくる始末。
洗えば洗うほどに渋さが出てくる正藍染の味わいがハナからみごとに表現されている作務衣。称して「正藍染作務衣ストーンウォッシュ」の誕生です。若い職人たちの感覚は、いかがでしょうか。
高機能作務衣 草緑(こうきのうさむえ くさみどり)
前回の新作発表からわずか半年…。大人気シリーズ、高機能作務衣にまたひとつ新たな星が生まれました。
新作誕生のサイクルの早さに、皆様驚かれたことでしょう。しかし、それだけ高機能作務衣に対する会員の方々からのご要望が非常に高いからなのです。
思い起こせば、作務衣も時代と共に変わらなければ…という信条のもと、「作務衣進化論」というテーマを打ち立てたのが6年前。
そのテーマのもとに開発いたしました高機能作務衣第一号の発表当時には、「作務衣に高機能とは如何なものか…」と危惧する声が上がるほどの革新的作品も、おかげさまで今やすっかり皆様の間に定着し、嬉しい限り。価格、高機能、ゴム袖の三位一体の魅力が大いに受け入れられ、その喝采が新作開発の原動力でもあった訳です。
気遣い無用の高機能を、羽織のある完璧な作務衣姿にて楽しめる妙味です。
高機能作務衣 濃紺、渋茶(こうきのうさむえ のうこん、しぶちゃ)
私どもが創立以来、大きなテーマとして常に掲げてきた“作務衣のある暮らし”。
その日常をもっと便利で行動的に愉しんでいただきたい。そんな観点から生まれたのが、今では多彩なバリエーションも揃い、相変わらずの人気ぶりを誇る高機能シリーズです。
普段の暮らしの中で活動するのに、いちいち袖まくりは不便だという声から袖はゴム袖仕様。秋冬になると寒風が吹き込まなくて嬉しいという声も。
その人気振りは、前回の新作発表以来わずか半年で新作が登場という事態にも表れています。というのも、とにかく早く新しい彩りが欲しいという、実にたくさんの会員の方々からの強いご要望に押し出されてのもの。これほどの人気とは…私どもも改めて驚いている次第です。
高機能作務衣 黒(こうきのうさむえ くろ)
青色の上に黒を重ねた二度染めから生まれた、深く美しい黒。伝統技法が織りなす手もみ風の「シボ模様」。高機能作務衣と一言でかたずけられない魅力を持つこの作務衣は、植物繊維から生まれながら、絹の光沢と手触りを持つレーヨンをさらに開発した“ジュンロン”で作り上げました。
“ジュンロン”は柔らかで軽くしなやかな風合いを保ちながら、引張強度が高く、縮みも少ない非常にタフな新素材です。その上に「撥水加工」を施したのですから、もう怖いものなし。しかも丸洗いOKです!
美しさと強さを兼ね備えた「高機能作務衣 黒」を纏って、光をお供に季節を探しに出かけてみませんか。
高機能作務衣 綿鼠(こうきのうさむえ めんねず)
発売以来、優れた高機能加工と明るさのある紺色が人気を博し、高機能作務衣をレギュラーの座に押し上げてくれた「綿紺」。その後を継ぐかたちで登場したのが、この「高機能作務衣 綿鼠」です。
素材はいうまでもなく肌触りの良い綿100%。加工は、定番の撥水・撥油・形態安定加工です。
高機能作務衣 綿紺(こうきのうさむえ めんこん)
分別ばかり要求されるが、男の心にはいつも、少年時代の自分が住んでいる。
泥まみれになっていた。禁じられた事がしたかった。
そんな自分が、今を支えている。いいじゃないか、たまには。作務衣を着てる時くらいは…。
撥水・撥油加工で水はもちろん油もはじき、形状記憶安定がシワ防止。
開発当初に感じていた一抹の不安などどこ吹く風、高機能作務衣がすこぶる順調。本当に作務衣は生活の中に幅広く定着してしまったという感じが強くします。
まず、ちょっとした水や少々の雨ならはじいてしまう強力な超撥水加工。これはもう、高機能の定番です。
水をはじくのなら油分も…というわけで、今回新しく撥水加工も施しました。お茶やコーヒーばかりでなく、食事中の不始末もOK。さらに男の料理づくり…この作務衣で颯爽と台所に立ってください。
そして大好評の、形状記憶安定。生地自体に伸びようとする修正を持たせ、いつでもピシッとしわのない作務衣が着れます。丸洗いしても同じ。乾けば元通りということです。
もうひとつ。写真のように袖口にゴムを通しました。いちいち袖をまくることなく手仕事もスムーズです。
作務衣ライフは精神の解放。小さなことには気を遣わず、のびのびと楽しんで欲しいものです。
高機能作務衣 墨彩と緑彩(こうきのうさむえ ぼくさいとりょくさい)
友、遠方より来たる。同じ衣に着替え、ひざ突き合わせて杯を交わす。心解き放たれ、時は遡り話は尽きず。秋の夜長も足りぬ程――。
こんなひと時はいかがでしょう。ゆかたやパジャマもいいけれど、揃いの作務衣なら相手の方も大喜び。
そんな時、ご紹介の「高機能作務衣」がうってつけ。シワを気にすることもなく、お酒がこぼれても平気。そのまま寝入ってもいいし…。
ご本人の作務衣以外にもう一着。訪れる人のためにご用意を。私どもからのご提案です。
利休茶羽織(りきゅうちゃはおり)
「利休ですよ…」と答える嬉しさは格別!
<利休茶>の作務衣というと、どうしても“茶道”というイメージが浮かび、茶の湯の心得など無いから…とためらいがちになる方もおられるかと思います。
それは少し短絡。むしろ、形式や堅苦しさとは反対の立場にこの作務衣はあります。
何かと気を使う仕事や人間関係から解放されて、ゆったりと自分だけの空間にひたってください。端正で格調高いこの<利休茶>作務衣をまとったあなたの存在はひときわ鮮やかに見えるでしょう。
フォーマルな装いとまでは申せませんが、この「利休茶作務衣」なら知人宅への訪問や、趣味の集まりなどにすすんでご着用できます。
「おっ、この色は?」などとたずねられたら、胸を張って「利休ですよ」とお応えください。その時から、あなたの評価はがらりと一変します。
裏地は鮮やかな抹茶色
裏地に凝る――それが粋だと言われます。表地が渋めの茶なら、お抹茶のおうすを思わせる品の良い緑。この表地との配色は鮮やかの一語に尽きます。