透かしの美学を持つ絽の作務衣なら肌着は、もう、作務衣の一部です。
作務衣に肌着を――私ども伝統芸術を着る会では、このことを一貫しておすすめしてまいりました。最初は綿の肌着で用が足りていましたが、絹素材の肌着が大変な評判となり、肌着を合わせる方が急増いたしました。
麻を30%加え5分袖に吸汗性も抜群!
そしてこの度、絽の作務衣の登場となった次第です。普通なら夏だから…と、肌着の開発はおあずけとなるところなのですが、“絽”となると話は別。それどころか、絽に合わせる肌着は不可欠です。そこで開発されたのが、絽の作務衣専用ともいうべき「麻混生成肌着」です。
様式美とはいえ、いくらかでも涼しく肌ざわりの良いものと、綿を基布として麻を30パーセント加えました。さらに、これまでの肌着より袖を短くし5分袖に仕立てています。藍染に実によく調和します。絽の地から透かして見える肌着の白さは視覚的にも涼しげ。さらに、すててこの機能と同様に吸汗性があり、着脱のすべりもよくなります。