土布作務衣 ぼかしと茶

中国農村の伝統手紡ぎと手織りで創り上げる「土布」と手染めの「香雲染」
広々とした綿花畑の続く中国の大地に点在する農村で、古代からの技法を受け継ぎ、今も手紡ぎ、手織りをしている人々がいます。
『土布』は、この人たちが今に伝える、中国悠久の歴史と大地が育んだ大らかさと素朴さを兼ね備えた、自然の風合い豊かな布地。その木綿本来の手触りと味わいは、現在の日本では残念ながらなかなか手にすることの出来ない希少価値をたたえています。
類い稀な染めの妙との出逢い。
その『土布』を素材に、これまた希少価値の高い中国伝統の『香雲染』にて染め上げたもので、他では決して目にできない逸品です。『香雲染』は、まず『土布』を中国の高山に自生する莨宕(ろうとう)と言う植物の根の液に浸します。それを太陽にさらすことを数十回も繰り返し、途中で莨宕の液で煮立て色を深めます。さらに濃い彩りを得る際には鉄分と塩分を多く含んだ泥を塗りながら色を深めつつ染め上げていくのです。そこから生まれた、強く素朴な生地とえも言われぬ深い彩りは、まさに大地と自然の恵みそのもので、効能メリットもめじろおし。
和服業界でも注目されている独特の個性をご覧あれ。
繊維が強いため、長期間の着用が可能。防虫効果により虫食らいの心配要らず。水洗いだけで汗の臭いなどが落とせ、アレルギー性の皮膚炎の方がお召しになれば、抗アレルギーの免疫機能を高めることも可能…とまさに多彩。
二つの作品ともに手染め手織りのため、一着ずつの彩りや味わいが微妙に違います。いわばそれは世界にひとつ、あなただけのオリジナルを手にすること。自然の魅力満載の逸品で、豊かな季節の自然の中へお踏み出し下さい。

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