悠久の伝統技法で生まれ変わった野蚕絹!
待つこと半年、遂に完成した野蚕絹の作務衣が送られてきました。冒頭の一声はまさにスタッフ全員の心境でした。
野蚕ならではの陽光を思わせる光沢、不均等な凹凸から生まれる野趣に富んだ質感、そして、ハイライトはその染め上がりでした。不均等で染まりにくい難点である着色格差逆に生かした奥行きのある味わい深い彩りは、お見事の一語。中国の職人恐るべし――という実感です。
これも絹、そしてこれこそ絹――このような言い方が適切かと思われます。ただ、野蚕絹は希少品、今回は現地への直接依頼のおかげでやっと270着を確保することが出来ました。品切れの際は、ご容赦ください。