飾りを廃した刺し模様、ポケット部分にのみアクセントをつけました。
伝統の作務衣に刺子織を採り入れた七代目辻村辰利さんが、自ら作品づくりを申し出た注目の一着です。
「庶民が古くから着用した“はんてん”こそ、刺子が最も似合うもの」というのが七代目の主張。全体に飾りを廃した刺子模様、そして両ポケット部分だけに柄が入っています。このアクセント付けが何とも絶妙。すっきりした爽やかさと本藍染の深い色合いが現代感覚にピッタリ。
着用してみると、その着ごこちの楽さと軽さに驚かれることでしょう。カジュアルな装いにもよく似合います。