お正月のすべてを考えた作務衣の登場。
さまざまな想いを重ねてきたからこそ、いまは余裕を持ってお正月を迎えることができます。
ゆかしくも厳かな迎春儀式はきちんとこなす一方で、忙しさにかまけて忘れがちになっていた家族団らんの温もりのために心を配る。自分も成熟したなぁなどとつぶやき、そんな自分に照れてしまう自分。しみじみといいものです。
厳かさの中にくつろぎ--私ども伝統芸術を着る会では、こんなお正月を実現するために、創設以来一貫して「作務衣で迎えるお正月」というライフスタイルを提案してまいりました。
くつろぎ着という面では、作務衣の持つ様式や形、そして機能がすでに十分にその役を果たしていると思われます。
しかし、くつろげればどんな作務衣でも…というわけにはまいりません。伝承の儀式に対応でき、年賀のお客様への礼も失することのない作務衣でなくてはならないのです。
このような意味をふまえて当会では、お正月を十分に意識した目的対応の作務衣を開発、お正月特集号にて発表させていただいております。