匠の技を着る。藍の空を彩る積雲の如き自由な意匠。
お待たせしました。八代目の新作のお披露目です。
伝統的な本藍染にしっくりと馴染んだグラデーション部分の切り替えしが、実にいい。まさに「彩雲」の名のごとく、藍色の空に優雅な彩りを描く雲のように、のびのびとした自由な雰囲気を醸し出しています。
織りは独特の凹凸が微妙な味わいを奏で、丈夫でコシの強い生地を生み出す刺子織。ですが、これがまた、八代目ならではの探究心とこだわりが活きているのです。
「彩雲」は大小の刺子を綿密な計算によって組み合わせており、伝統的な礎の中に施された、新鮮な色の配列や意匠は、見事な仕事と舌を巻くばかり。その味わいをより引き立てるために、ズボンはビシッと一色の刺し模様におさえました。
「これなら人前に出しても申し分ないだろう」という七代目のお墨付き。着て行く先々で満座の注目を集めること間違いなしの逸品です。