満を持して黒のデニムに初挑戦
「そろそろ黒だな…」当会主任スタッフからその一言が出たのは、今年の夏の終わり頃、デニム作務衣の新作をいかにすべきかという会議の席でのこと。
遂に来たか、と他のスタッフは奮い立ちました。ウォッシュ、インディゴグリーンとユニークな彩りが続き、いつかは渋さと趣を兼備した黒を出したいという強い思いがあったからです。
しかし、単なる黒では、当会としても、また会員の方々も納得がゆくはずがない…一端わき上がったスタッフの面々も、いつしか腕組み、思案顔しきり…。
しかしそこは作務衣の専門館として常に挑戦の姿勢を崩さず、高いご評価をいただいている当会。モノ作りは難しいほど燃えるもの。やるなら極めつけの黒を…と決意した次第です。
デニムだからこそ、あえてブラックと命名
「素材はデニム、だから黒ではなく、ブラックと名乗りたい」開発に当たってますスタッフ主任が告げた主旨に一同納得。それを受けて製作の現場からは、それならば当会ならではのオリジナルのブラックをかもし出すために、手間はかかるが二度染めの手法を採用したい、との意見。
それから試行錯誤を重ねた結果、先日お洒落の季節の真っ只中に完成の報をうけたのです。