先染めによるグリーンブルーとブラウンの2色にて織り上げた、個性的な生地を用いた待望のデニムの新作です。
ご覧のように、全体的に適度なグラデーションが生まれ、単色では決して表現できない奥深さを生み出しています。
“新しいのに、どこか懐かしい”、じっくりと時間をかけて味わいたいデニムです。
デニム作務衣 生成(きなり)
袖を通すだけで行動的になれる、10歳は若返るような気がする…と、特にこの季節になると一段と人気が高まるデニム作務衣。そのご要望に後押しされるように新作の開発に勤しみ、このたびようやくデニムの季節に間に合いました。何枚も揃えられるよう、もっと多彩なデニムの彩りが欲しい…という皆様のご意見にお応えしました。
今回の新作では目にも爽やかな生成を採用。パッと見にはデニムに見えず、分かる方だけが分かる…という通ならではの以心伝心が楽しめるのもミソ。
着る方の顔色も明るく見せますから、ますます若返る…そんな効果も得られる、着て楽しい、嬉しい一着です。
刺子調デニム作務衣(さしこちょうでにむさむえ)
洋の素材で和の表情を出したデニムの新作登場!
試作品をショールームにて展示したところ、デニムに対して目の肥えている外国人の方々から、洋にはない和の深い趣を感じる“ジャパン・デニム”との称号をいただきました。
若々しさの中にもこの奥深さ、和の趣をたたえた、こだわりの一着。デニムの本場を唸らせたジャパン・デニムで、この冬をより愉しくお過ごし下さい。
デニム作務衣 生成(きなり)
袖を通すだけで行動的になれる、10歳は若返るような気がする…と、特にこの季節になると一段と人気が高まるデニム作務衣。そのご要望に後押しされるように新作の開発に勤しみ、このたびようやくデニムの季節に間に合いました。何枚も揃えられるよう、もっと多彩なデニムの彩りが欲しい…という皆様のご意見にお応えしました。
今回の新作では目にも爽やかな生成を採用。パッと見にはデニムに見えず、分かる方だけが分かる…という通ならではの以心伝心が楽しめるのもミソ。
着る方の顔色も明るく見せますから、ますます若返る…そんな効果も得られる、着て楽しい、嬉しい一着です。
インディゴブラウンデニム作務衣
大ヒットを記録し続けるデニム作務衣シリーズに、またひとつ、私どもの創造と挑戦の歴史を染め抜くに相応しい、新たな彩りが生まれました。
その名はブラウン。いい響きです。自然回帰を提唱する時代の象徴として、様々な業界で今、俄然注目され、アースカラー(地球色)と呼ばれるほどの大らかな包容力に満ちた彩りです。
その魅力的な色を、インディゴブルーで染めたデニムにさらに施すという手間のかかる二度染めを用いることにより、単色では決してかもし出すことのできない微妙な奥深さを実現しました。
屋外にて鑑賞すると、光によってその彩りが見せる幾つもの微妙な変化の妙が楽しめます。
インディゴブラックデニム作務衣
満を持して黒のデニムに初挑戦、二度染めの彩りが微妙な加減をかもし出す…
まずインディゴブルーで、さらにブラックで染め上げるという二度染めを用いた新作は、一着ずつ、ブラックの仕上がりが微妙に違います。ですから手に入れた方のそれは、世界でひとつの味わいを持つ貴重な品。
また、活動的なデニムにふさわしく、ひとたび陽光のもとに出れば、光加減でブルーや濃紺に見えるという彩りの変化と妙を楽しむことができます。
もちろん丸洗いもOKですから、洗うたびに適度に色落ちし、そのつど新しい彩りが楽しめるのもデニムならでは。
静と動が調和した自信の一着です。
デニムの黒を極める—インディゴブラックデニム
満を持して黒のデニムに初挑戦
「そろそろ黒だな…」当会主任スタッフからその一言が出たのは、今年の夏の終わり頃、デニム作務衣の新作をいかにすべきかという会議の席でのこと。
遂に来たか、と他のスタッフは奮い立ちました。ウォッシュ、インディゴグリーンとユニークな彩りが続き、いつかは渋さと趣を兼備した黒を出したいという強い思いがあったからです。
しかし、単なる黒では、当会としても、また会員の方々も納得がゆくはずがない…一端わき上がったスタッフの面々も、いつしか腕組み、思案顔しきり…。
しかしそこは作務衣の専門館として常に挑戦の姿勢を崩さず、高いご評価をいただいている当会。モノ作りは難しいほど燃えるもの。やるなら極めつけの黒を…と決意した次第です。
デニムだからこそ、あえてブラックと命名
「素材はデニム、だから黒ではなく、ブラックと名乗りたい」開発に当たってますスタッフ主任が告げた主旨に一同納得。それを受けて製作の現場からは、それならば当会ならではのオリジナルのブラックをかもし出すために、手間はかかるが二度染めの手法を採用したい、との意見。
それから試行錯誤を重ねた結果、先日お洒落の季節の真っ只中に完成の報をうけたのです。
白デニム作務衣
より個性的なデニム作務衣を…と開発したのが、この作務衣です。はっと息を呑むような清々しさを感じる「白デニム作務衣」。この潔いまでの“白”は、作務衣上級の皆様にこそ気軽に着こなして欲しい普段使いの作務衣です。
デニムの浪漫(2)
サージ織りがド・ニームへ、そしてデニムが生まれた。
ニーム市の博物館には、19世紀初頭の女性用の上着が残されていますが、それを見ると、インディゴブルーに染められた糸を表側に、無染色の糸を裏側に使って菱形模様を織り出したサージ生地で、それはまさにデニムそのもの。
このニーム産の綾織り生地を指す「サージ・ド・ニーム」の、産地を示す「ド・ニーム」が一人歩きして、デニムと呼ばれるようになったのです。
かつてのニームでは、毎日のように織物マーケットが開かれ、仲介業者が集めた品物を、ローヌ河に通じる運河で待ち受けている船に積み込んでジェノバへ送り出していました。
そしてジェノバ港からは大型の貨物船が仕立てられ、アメリカへ向けて、デニムは新天地へと向かう沢山の人々の夢と共に船出して行ったのです。
デニムが着るだけで人の心を弾ませるのは、そんなドラマが秘められているせいなのかも知れません。
デニムの浪漫(1)
夢と共に大西洋を渡った生地。
陽光がオペラのような賛歌を振りまく。
風が鳥のような飛翔を誘う。
人々の歓声と笑顔が弾け、船はゆっくりとヨーロッパの岸を離れゆく。
一路、新天地アメリカを目指して――。
その夢と共にデニムも行く。
数え切れぬほどの希望を、その粗く温もりのある生地のひと織りに込めて。
やがてそのブルーは海と同化し、さざ波のように世界へと駆け、年齢も性別も時代をも越えて、人々を魅了し続ける。今も、未来も――。
デニムの故郷である南フランスの街“ニーム”
デニムの故郷、南フランスのラングドック地方に位置する街、ニーム。昔から水に恵まれた土地で、街の名前の意味も「南の泉」を意味しています。
農作物に適した地味豊かな平野。パリやリヨンなどの都市に通じる街路を持ち、地中海へと続く道を持っていたこの街は、経済的な発展を見せ、15世紀の興った繊維工業と結びつき、さらなる発展を遂げました。
18世紀になると街には織物学校も作られ、やがて産業革命の余波が伝わると、染織工程ばかりではなく、織りの工程にも分業制ができ、生産量はぐんと高まりました。
やがてニームは織物の街として栄え、その織物は、地元の市だけではなく、ついには新世界であるアメリカへ至るようになります。
アメリカへの輸出品であるブラックタイやカシミアのショールなどの商品に交じっていたのが、当時、ニームの市民が普段着にしていたサージ織りと呼ばれる粗い生地で、これが現在のデニムの原型だと言われています。