<
話題の「テンセル」と兄弟分の「ジュンロン」
昨今の洋装業界でスポットを浴びた素材に「テンセル」という繊維があります。
スーツやポロシャツ、セーターなどに盛んに採用されたのでご存知の方も多いかと思われますが、この「テンセル」もレーヨン。つまり、「ジュンロン」とは兄弟のようなもの。
光は無色透明ですが、それが当たるものによって千変万化します。
写真に、それぞれ微妙な色の違いのあることにお気づきかもしれません。それこそ、作務衣が生きている証。
特に絹に似た光沢を持ち、“光線”という語源を持つレーヨン繊維ですから、戸外、室内、撮影のためのライティングによって色合いが変わります。
逆に言えば、実際に着用した場合もそのように見えているということなのです。このことは他の作務衣、特に絹素材のものにも共通して言えることです。
自然の恵みから生まれた植物繊維
素材:植物繊維レーヨン・ジュンロン100%
染め:ジュンロンの高い染色性(染色堅牢度5級)を活かし、強弱をつけながら長い時間をかけ、ゆっくりと押し込むように染め上げてゆく。
柄:上記の染色工程により、日本古来の手染めのようなムラ染が可能となり、手もみ風のシボが生まれる。
特色:絹状の手触りと光沢・水にぬれても強度は変わらず、縮みが少ない(縮率3%以内)・引張強度、引烈強度などの物性に優れていて、頑丈。