行灯袴・上下組 野袴・生成と縹

「行灯」と呼ばれる様式を踏まえた袴上下。こんな時代だからこそ装ってみたい一着。
“袴”へのご関心が高いようです。
野袴や、作務衣と袴のアンサンブルがあるのなら、きちんとした袴の様式も揃えて欲しいとの声が湧出。このご期待に応えて「袴上下組」の登場です。
本袴と申しますか、いわゆる様式を踏まえた袴の上下。俗に「行灯袴」と呼ばれる形で仕立てました。
写真ではちょっと分かりにくいかも知れませんが、紗とも絽ともつかぬ独特の透明感がいかにも涼しげ。和装業界でも多くは見られない、春夏用の袴上下組です。
にじみ出る風格や日本人らしさが何とも新鮮。こんな時代だからこそ、装ってみたい一着です。
こちらは、藍染の彩り開発(藍墨)過程で蘇った「野袴」の様式。
一点は藍染好きにはたまらない「縹(はなだ)」、そしてもう一つは思い切って、綿素材の「生成(きなり)」。
何気なくご紹介していますが、いずれも結構インパクトの強い作品として仕上がっています。
本格的な「袴」と「作務衣」の中間に位置するようなこの様式は、なかなかに個性的。見る人に強い印象を与えることでしょう。

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